タイ調査旅行
2005年7月24ー30日
[7月24日]
- いつものTG623に乗る。2時間前にはカウンターに着いていたのに窓際はほとんどないという。満席だとか。もう夏休みが始まっているんです
ね。
- グランドスチワーデスが、杉埜さんが3人席の真ん中になっていると親切に教えてくれ、今なら通路側に変える事ができると言ってくれた。杉埜さ
ん
に携帯で連絡。幸いimigrationはまだ通っていなかったのでカウンターまで来てもらう事にして、とりあえず席の変更だけをしておいた。杉埜さん
を待っている間にみるみるカウンター前に列ができる。なるほど、満席と言うのもうなずける。わずかな差でえらく違うものだ。
- 搭乗ゲートの前で若林さんの奥様に声をかけられる。最初どなたかわからなかったが、若林と名乗っていただいて了解。失礼をしてしまったが、何
と言う奇遇。夫人だけ帰国されていた事は知っていたが、同じ便でタイに向かうとは驚いた。我々が訪問したときに湿疹が出ておられたけれどテング熱だったと
か。これは最初が軽くても抗体ができるのか2回目以降がきついとおっ
しゃっていた。死亡率が無視できるような病気ではないので、ご自愛を祈る。
- バンコクへの飛行では食事の後うつらうつら。昼食は魚のフライの甘酢餡掛。ちょっとタイの香りがしたけれど、普通だった。タイ航空の食事が落
ちたと
言うのは本当かもしれない。で、気がついたらバンコク近く。空港が混んでいるとかでちょっと旋回したけれど、到着は定刻より30分近く早い15時5分ご
ろ。天気は曇り時々小雨。
- 機上で見た映画は「5人とそれ」とかいう子供向け映画と「サハラ」。宇宙戦争とかスターウォーズとかを期待したけど、無理だったか。残念
- 良く考えると雨季にバンコクで過ごす事はほとんどなかった事に気がつく。だからバンコクの町中で雨の心配をした事がない。自分でも意外だっ
た。
- タクシーでマルアイガーデンへ。そのタクシー乗り場の受付前も長蛇の列。本当にハイシーズンに入ったんだなぁという実感。そんなときに仕事し
に来ている我々はナンなんだ。いつものことだけど。タクシー代200B
- 18時半に沖さんと待ち合わせ。松本研の田中さんもそろって総勢6名でKU-HOME近くのDaily
Queenへ食事へでかける。一応ビジネスミーティング・ディナー。今度の8月19日と28日の会議のおおまかな骨子などを話し合いながら食事。木口さん
が書記役(でもガンガン飲んでる)。終わってみれば何か決まったのか決まってないのか。木口さんのメモを頼りにもう一度考えなくては。タイでの自己最高の
1000Bを職員連中はそれぞれ払って終わる。麦酒はガンガン飲むし、高い海老料理はバンバン頼むし、で贅沢三昧であった。
- しかし、モンスーン関係で大向こうを唸らすテーマってナンだろう。玄人受けするものはいくつか思い浮かぶが、素人もホオーッとするようなもの
はなかなかみつからない
[7月25日]
- 9時にタクシー2台に分乗してホテルを出発。高速を使わなかったらチュラロンコンまで1時間以上かかってしまった。見通しが甘かった。混雑し
ている区間
はそんなに長くないが時間がかかる。150B
- 10時過ぎにチュラロンコン大に到着して直ぐに雨量計、ロガー、その他の機器についての説明と議論。TMDのソムチャイさんが来てくれてい
る。場所はMae
SariangとLoeiで決定。データ転送システムは、橋爪さん提案のGPRSがうまく動けばそれで行く事に。通信費として1300B/月必要との
事。ただし、携帯が通じるところでないといけない。KADECとの通信プロトコルもわからないといけない。それから、落雷などの停電時の対応(PCが大丈
夫か、自動再起動か)がどうなっているかについても確認の必要がある。
- COEの秘書はなかなかハンサムで仕事のできそうなVijak Pangsapa
(vijiak@geo.scchula.ac.th)君がしていてくれる。英語も良く話せる。
- オムコイにはナット君が通訳として付いて行ってくれる事になる。助かる。ナット君の飛行機代やその他諸費用として6000Bを松本さんが払
う。また橋爪さん提案で、時間があれば雨量観測予定地点のMae
Sariangにも行ってみてシステムが使えそうかどうかチェックしてもらう事に。これはオムコイでの作業進展状況を見ながらという事で、必要に応じて私
が支払う事にした。ナット君は28日の7時40分チェンマイ着の便できてくれる。
- 14時Kasetsart大に到着。タクシーを降りてから学生に聞きながら会議場に到着。松本さんもちょうど到着したところ。
- DeanはNontawat
junjaren氏。ハンサさんやニポンさんもいる。日本人もいれて20人以上のグループ。日本人の教員だけで沖、鼎、鈴木、松本、里村。宮崎さんを初
めとするPD数人、あと院生等々。偶然なのにGAME-T(職員)メンバーの大半が同じ日にバンコクにいるとは、というので皆苦笑いである。
- 途中で集合写真をとりつつ、主に日本人の(研究)発表を中心とした会議(?)が続く。
- 何をこれからのテーマにするか。
- real (or nearly real time) warning system,
(Hansa):現業機関が入る必要がある(沖):カンチャナブリにRID, TMDの責任者が来る(Hansa)
- 何にしてもofficeial frameworkが必要
- extreme eventsも候補。Monsoon variabilityのニュアンスを入れるのはどうか
- 名前を考えなければいけない:8月28日の会議までに
- 沖さんところのアライさんはめちゃくちゃ英語がうまい。後で聞くと小〜中学校時代はアメリカだったというので納得。さらに後で聞くと4年生!
これはびっくり。発表内容、落ち着きぶりは大物である。
- TMDのソムチャイさんがVice Directorになったと言う事である。めでたい。大変な昇進ではないだろうか。
- この辺りで時間が来て、夕食会へ。少し空港へ戻ったところにある「ミラクルホテル」2階の中華レストランでアルコール抜きの夕食をご馳走にな
る。飛び入りでミーティングに参加したのに夕食会にまで入れていただき恐縮だったが、美味しい料理だった。日本でも(だから?)めったに食べないフカヒレ
スープや北京ダッグ、マテ貝(?)と椎茸と野菜の煮たもの、海老すり身の竹輪などなど次から次から料理が出てきて満腹状態。最後はココナッツミルクライス
プディングとジャムクレープもどきのデザートで〆。食事中はドラえもんなどの話で盛り上がっている若者テーブルと違い、半分ビジネス半分社交の会話が続
く。それはそれなりに有意義な情報交換である。毎日続くとつらいけれど。
- 9時半頃に散会となりホテルまで送っていただく。部屋には行って少ししたら鈴木さんから電話が合って一階のラウンジで少し話をする。
CRESTのこととか、タイの研究事情とか。軽く1杯やって10時半には部屋に引き上げる。
[7月26日]
- 7時半ロビー集合でKU-Homeへいき、沖さんグループと合流してTMDへ。のはずが、K君が寝坊してホテル出発が8時に。8時〜8時半に
はソムチャイ@TMDさんが迎えに来るから間に合うか心配した。タクシーを拾う事も考えたが歩いた方が早いだろうという事になって、皆で汗だくになりなが
ら
KU-HOMEまで20分弱で到着。幸いソムチャイさんはまだ来ていなかった。
- 8時半過ぎにソムチャイさん到着でTMDへ向かう。その途中、Maruay
Gardenの前を通って行ったので、さっきの汗だくの競歩を思い出すとちょっと悲しかった。TMDには高速を使って意外と早く着く。
- 9時半から長官を(最初だけ)交えての会議。GAMEのこれからや沖さんprojectの計画など。CRESTの雨量計展開の話も松本さんに
してもらう。TMDもバンコク周辺54ヶ所、地方に50ヶ所以上の雨量計(またはAWS)を実況把握のために展開中という。ただし、実時間データ転送装置
は必ずしも100%稼働している訳ではないらしい。雨量計だけなら問題ないが風向風速などと一緒にあると問題を起こす(場合がある?)らしい。
- TMDのレーダーネットワークはほぼ100%稼働している。お金をちゃんと払うようになったからネットワークがつながっている(ソムチャイ氏
談)!今までは代金を払っていなかったという事?ただし、ネットで送っているのは図だけなので、合成はできても解析はできない。スラタニともう1ヶ所は
QPE(量的降水推測?)もおくっている。
- TMDはUKMO Unified modelとMM5を動かしている。MM5の方は実験的。Unified
modelは現業として動かしているような感じだが、今はコンピュータ(HPのMPPマシン)が故障していて動いていない。Somchaiさんは
Hansaさんにメチャム領域
の高解像度メソモデルを使った調査をしてみないかと提案中。
- そのあと、バンコク地域の実時間雨量ネットの監視の部屋や予報ブリーフィングの部屋(映画館みたいに立派)を見せてもらった後、TMDを辞
す。


- ゴルフ場のクラブハウスらしいところで昼食。ここのトムヤムクンはココナッツミルクが一杯入っていてまろやかで美味しかった。青木さんのとこ
ろにいた小森さんが隣だったので、話をする。韓国のキムさんが管理するようになってからはEGAT(TAK)でフラックスも連続して測っている事や、スコ
タイ水田のデータもデ
ジタルで提供可能ということも教えてもらった。これでモデルの検証にも使えるようになるので助かる。
- BMA(Bangkok Metropolitan
Administration)を訪問。6階建ての背の高くないずんぐりした建物。近くに建設中の高層ビルは新庁舎か?まずビデオを拝見後Dep.
of Drainage ... のDG(Teeradej
Tangpraprutgul)から説明。DG自ら質疑応答を行う。
- 9月が潮汐の関係で最も洪水が多い
- 運河が汚れるとチャオプラヤの水を流して
cleanにしている
- 数カ月前にC-bandのレーダーを更新
- 洪水警報は3時間のleading
timeでは60%の的中率で、主にラジオを通じて周知
- 60mm/hの雨でも排水は耐えられるように設計
- 細かい地域別時間別に洪水予測をすると、事前
排水の地域特定ができるので費用の節約になる
- 洪水そのものは高くても50cm程。
- 15時過ぎに終了してホテルへ向かう。18時半にJICAの専門家として派遣されている佐藤仁@東大さんと会って近くのレストランで会食。佐
藤さんはご家族と1年間の滞在でこの10月には帰国。タイ語は現地人レベル。日本人でタイ語を良くしゃべる人はそれだけで尊敬。白人でよくタイ語をしゃべ
る人はそれだけで何となく反感 ;-b
[7月27日]
- 朝9時過ぎのフライトでChiang
Maiへ。懐かしいTMDの庁舎を横に見ながらとりあえずBRRAAのオフィスへ事態の確認のために赴く。が、事務所の直ぐ手前のMPに呼び止められて何
か空
港を指さして言われてしまった。事務所が直ぐ目の前なのであそこへ打合せで行きたいのだとタイ語の単語を並べて伝えようとしてもうまく行かない。少し年を
取ったMPが出てきて少し英語がわかったので、何とか意志を通じさせると空港のバッゲージキャリーを持ってきちゃいかん、直ぐ返しに行きなさい、というこ
とだったよう。用事が終わったら返すからといって納得(というかあきらめて)もらって事務所に到着。
- 懐かしい大きな木の引き戸を開けて顔を入れると知っている顔は今はここの所長になったおじさんだけで知らない顔ばかりだった。が、すぐに
Warawutの関係できた日本人だとわかってくれて、明日の打ち合わせ。話が通じていて良かった!ナット君を0740に空港まで迎えに来て事務所に寄る
ことに。彼が来たらOm Koiへ出発。昼食はOm Koi周辺。宿泊はOm Koi
Resort(!?)だそうだ。観測所に泊まらざるを得ないだろうと思っていたのだが、少しは楽ができるかな。

- ホテル(Pong Ping Tower Hotel,
$21/night)にこれから行くといったら送ってくれる事になった。英語を少し話す○○さん(愛称はX(エックス))。いろいろ話しながらホテルへ。
明
日も7時半に迎えに来てもらえることになった。多いに感謝。
- 昼食はホテル近くの麺屋、夕食はちょっと張り込んでリバーサイドレストラン。暑い日中が終り、涼しい風に吹かれながら一風呂浴びた後の麦酒と
タイ料理は天国だ。くたくたと飲みながら食べていると3時間も居てしまった。ナイトバザールが終わるといけないのでちょっと慌てて食事の残りをさらえ、ナ
イトバザールまで。杉埜さんは初めてだから珍しいらしく、嬉しそうに買い物をしている。私は最初の方にちょっと助言しただけで後は任せたけど、結構値切り
ながら楽しんでいた。誰かが言っていたけど売る方も買う方もハッピーなれば良いので、最終的な値段は二の次ですね。
- 部屋へ戻ってもう一度シャワーを浴びて12時半頃に就寝。
[7月28日]
- 0730にXさん(この愛称は仮面ライダーXから取ったとか。昨日お寺で話したお坊さんといい、いい加減というか苦笑するしかない愛称の付け
方だ)とロ
ビーで待ち合わせ。彼の使っているピックアップでBRRAAへ。ナット君は飛行機に乗り遅れたとかで、9時半頃到着になった。それまでBRRAAのオフィ
スで時間を潰す。でも割り当てられた会議室が余りに寒いので、しばらくして表へ暖まりに出る。観測に行くらしいBRRAA職員が何やらタイ語で一言言って
通り過ぎる。顔がにこやかなので怒られていない事だけはわかるのだが・・
- 0930頃無事ナット君が到着してOm
Koiへ向けて出発。190kmを3時間で行くという。信じられなかったが、走り始めると納得。道がやたら良い。本当に3時間半ほどでOm
Koiの街までついてしまった。そこで昼食。職員の行きつけの道端の食堂(職員の奥さんの食堂?)で昼食。豆腐スープ、川魚のフライ、中華風野菜炒め、オ
ムレツでお腹一杯。最後にマンゴスチンまで出てきて豪勢だった。お金を払おうとしたけれど、Warawutにすべて面倒を見ろと言われている、いって受け
取らない。
- そこから観測所までは車で5分程度。観測システムについて簡単に教えてもらう。古いmicroVAXとCompaq
WSが並んでおいてある。テープアーカイブも、TK-70, Exabyte,
4mmの3種類。microVAXのシステムはもう使っていず、compaqで制御している模様。CompaqはTMD-Chiangmaiと同様に
EECのシステムがログインと同時に立ち上がる形になっていて、同様なGUIで制御している。
- で、データコピーの話になって出してきたテープがExabyte。横にある4mmデータは何かと聞けば、compaqのシステムを使う
2003年になってからは4mmにデータをバックアップしているが、2002年以前はTK-70から8mmにバックアップを取っているという。出してきた
Exabyteは2002年のものだという事で2001年を欲しいというと、2001年はバンコクに送ってオムコイにはないと言う!!!こっちは目が点に
なって立ちすくむばかり。何のためにオムコイまで来たのか?1年分をいまからTK-70から8mmに落とすと数日かかるが1ヶ月分ならなんとか今日中に落
とせるだろうというのでお願いしたら、今度は生8mmテープがなさそう。バンコクに戻ってコピーさせてもらう可能性もバンコクオフィスと打ち合わせてもら
いつつ、こちらでもコピーできないかの可能性を考えてもらっている内に、2002年の8mmデータの元TK-70はあるから2002年の8mmテープに
2001年8月のTK-70のデータを上書きしてくれる事に。有り難い話なので感激しながらお願いする事に。これでなんとかバンコクに戻る必要はなくなっ
た。
- 大きな段ボール箱から2001年8月のTK-70テープ16本を探し出してくれ、VMS上で1つずつコピーを始めてくれる。でもTK-70の
1本のコピーに2〜3時間がかかっている。1月分16本は1日では落とすことができない・・・
- まず月初めの1本をコピーしてもらってこちらで確認。TK-70の操作を教えてもらい、今晩できるところまでやって1年の残りの分はチェンマ
イでテープを買ってお願いする事に。ものすごい時間がかかるから申し訳ないけれど。
- 夕食はOm
Koiの街からトラックで運んでくれた。水煮、肉のレッドカレー味煮込み、蕨のような野菜の炒めもの、ソーセージのサラダ、手羽先のスープ。どれも美味し
い。とくにカレー
味煮込みが日本人にもスパイシー過ぎずちょうど良い味。杉埜さんはタイで一番美味しいと。タイ人達はシンハ麦酒を結構飲んでいるが(これから麓まで帰るん
じゃなかったっけ?)我々は徹夜のコピー作業が待っているので、1杯だけ。
- 夕食後にざっとTK-70の操作を教えてもらい、BRRAA職員は麓の村に引き上げる。サイトに残るのは日本人2人とナット君。眠気と闘いな
がらのコピー作業開始。でも1本に3時間近くかかるから途中で適当に睡眠をとりながらだけど。結局Om Koi
Resortはキャンセルしたのでどんなところかわからなかったけれど、レーダー観測室は空調が効いているし、虫も(それほど)入っていないし、ベッドが
ない以外はそれほど悪いところではない。どうせ半分徹夜の作業である。
[7月29日]
- 朝7時に何回目かに目を覚ます。4時頃から始めたコピーがまだ終わっていない。が、とりあえず歯を磨きに出たら昨日のおじさんがいてコーヒー
はどうだといってくれた。どうやら朝飯を運んできてくれたらしい。まず歯を磨き、顔を水で拭き、イスの上で寝ていた(私は床のマット)杉埜さんを起こして
朝食。コーヒーとクッキー、それにお粥があったので、迷わず小粥を頂く。熱くて体が温まるし、おいしい。ホントに田舎だけど食事は良い。材料が新鮮なの
だろうか。
- 食事後、レーダーデータ読み取りプログラムの伝授。でも、memory
faultでうまくいかない。renameの方は-gオプションを切ると動いたが、cappiを作る方は切ってもダメ。memoryが足らないのだろう
(256MBしか積んでいない)と伝えたけれど、良く考えるとswapを設定しているはずだから足らない訳がない。その辺りの設定を確認したかったが、
WSをレーダーの制御に使っているので長い間UNIXmodeにしておく訳には行かず、だめだった。メモリーを増やして解決すればいいんだけ
れど。


- ここのWSで可能になったとしてもレーダー制御に使っているから長時間解析に使える訳ではなし、余り意味がないように思える。やはり制御WS
以外にネットに繋ぐテープドライブ付きのホストを作り、解析する人のPCにLINUXをいれてネット経由か何かでデータもそちらで使えるようにするしかな
いだろう。しかし、バンコクの人以外にデータを解析したいという人が出てきているので、徐々にでも職員の底上げができている印象。なんとか手助けができれ
ば良いのだが。
- 今回起きた問題:
- 持ち込んだテープドライブの電源コードがアース付きの3本ピン。延長コードが日本型の2穴。形状変換プラグなし。どうしようもないところ
だったが、さいわい三本ピンをだまして刺せる三口コードなどがあったので事無きを得た。こちらで使う状況と全く同じ状況でのテストをしていなかったのが敗
因。ベトナムでの教訓を生かせず。
- プログラムを入れたCDがwindowsで作成されたもののため、そのままではCompaqでよめず。-o
noversionをつけて/dev/rz8cをmountすると何とか読めた。ただし、長い名前が短く省略されてしまったけれど。UNIXにプログラム
を移すときには良く考えないとどうしようもない。CD以外にも4mmとか8mm
tapeで用意しておくべきであった。プログラムだけならFDも用意すれば良かった。何にしても日本でCompaqに移す練習をしておくべきであった。こ
れも同じ状況でのテストをしていなかったのが原因。
- 最後のテープをコピーしてオムコイを昼に出発。チェンマイへ。麓の同じ食堂で昼食。良く働いてくれたターザン君も一緒。野性的な感じで好青
年。彼のおごりだというので丁寧を礼を言って、食事後に別れる。
- 帰りもすごいスピードで飛ばしている。なんと途中でナット君を拾う。今回は偶然の良くある旅だ。Mea
Sariangの様子を聞くと、TMDでは携帯が使えないという。電話が来ていてInternetが使えるので、modemを使って同じシステムで大丈夫
ではないかと言っていた。しかし、良く考えると、実時間監視だと電話線を常時占有だから、1本しかないだろう線を使い続ける訳にも行かないだろう。もし
TMDがHQからの電話呼び出しシステムを嫌がったら単なるロガーのほうが良いかもしれない。
- Om KoiのレーダーコピーをしてもらうためのExabyte tapeを買える店をChiang
Maiで探してもらったが、見つからず。一軒では親切にThai
Sonyまで電話して調べたもらったけれど、ないと言うことだ。そんなことはないとは思うが、しかたない。日本で買って送付する事になった。まずナット
君におくり、ナット君がBRRAA staffに渡す手はず。う〜〜ん、うまくいくかなぁ?でも考える中ではそれが簡単そうだ。
- 車中でWarawutから電話有り。簡単に現状を報告する。Memory Faultの原因は一応主記憶容量不足という事にしておいた。
- 17時過ぎにホテルに到着。ナット君、Xさんに礼を言って別れる。別れた後になってXさんの名刺をもらい忘れていた事に気がついた。これじゃ
連絡できないじゃん。
- シャワーを浴びて汗と汚れを落とす。今日の夕食はカントークディナー。19時過ぎに迎えに来てChiang Mai Culuture
Centerへ。Thai
sweetを試したいというご希望に応え、それまで缶麦酒を飲みつつちょっと散歩して探してみたら屋台食堂村の中にありました、1軒。まずいくつか熱帯果
物を屋台で買ってからそこでココナッツ系のsweetをぱくついていたら7時前。慌ててホテルに戻り(また汗をかいた)ロビーで待っていたらミニバンの運
転手到着。白人ばかり乗っているバンに乗り込みcenterへ。例のカントーク食べ放題とshowつきで一人270Bは安い。第2幕の野外の民族ダンスは
相変わらず野ショボさだけれど、なかの踊りはそこそこ。最後の盆踊り?に杉埜さんを送り込めなかったのが残念。踊る姿を録画したかったのだが・・
- ホテルに行く途中night bazar近くで下ろしてもらい、shopping
。私はレーザーポインターとドライフルーツのいいのがあったら買おうと思っていたけれど、両方とももう一つというところで食指が動かず。で今回は買い物な
し。通っていた頃にはあんなにあったレーザーポインターがほとんど見かけなくなっていた。こういうものにもはやり廃りがあるのだろうか。ちょっと残念では
あった。
- 23時頃にホテルに戻り、昨夜の寝不足が効いてきてもう少しで寝てしまいそうなのを我慢してシャワーで汗を流す。で、夕方買ったマンゴスチン
を食べて(美味しかった)0時半頃就寝。翌朝5時半にmorning callを頼んでおく。連日睡眠時間不足だなぁ。
[7月30日]
- 5時半にmorning
callで起床。さすがに眠い。顔を洗って最終のpackingをして、さあ朝食と思ったときに日本の携帯などを出していない事に気がつき、大慌てでパッ
キングした荷物を引きずり出して探す。バッグのどこにいれたかしばらく思い出せなかったが、ひとまとめにして入れた袋を探し出して落着。またあわててパッ
クし直して朝食へ。クェイチャオがあったのでセンミーを作ってもらって、あとは生野菜サラダとジュースで朝食。
- 部屋を出る直前にボーイが荷物を取りに来てくれた。フロントでタクシーを予約していたからか。でも助かる。チェックアウトしてタクシーに乗り
空港へ。タクシーとは言いつつメーターのない白タク。料金が一人いくらという変なシステムをフロントが言っていたなと思ったけれど、こういう訳か。ツクツ
クでも100Bかなということだからタクシーで2人で200Bならいいだろう。荷物がちょっとあるしこんな早い時間はツクツクもタクシー・メーターも走っ
ていないから他に選択肢はまあ、ないし。
- 無事空港に到着し、チェックインする前にボディーチェックをうけ(やはりハジャイの爆弾以来厳しくなっているとか)、チェックインも完了して
今回の出張は終り。

