GEOSS観測地点現地調査記録 ー2005年12月17日ー
里村雄彦
4ヶ所はEarly Warning System
projectで測器の設置のある地点を使用、12ヶ所を追加予定で、計16ヶ所の内、7ヶ所を日射や温湿度を測る「スーパーサイト」(内、4ヶ所は
EWSの地点とする)、2地点はアクセスが良くなく(徒歩で数時間)携帯の電波も届かないので雨量計のみを設置しロガーでデータを保存、残りはテレメトリ
をする雨量計、という計画(小森さんより)
- 11時過ぎ流域入口のP84地点着。川の橋ノ上に水位計。橋のたもとにテレメトリシステムと雨量計。持ってきたGPSの電池が切れていて(京
都で試験したときは元気だったのに。それが最後の力だったのか・・)緯度経度を特定できず。近くの店で電池を買って復活したが、この地点の緯度経度は不
明。温度計はなるほど底につき出している白い管の中から顔をのぞかしている。これではまともな温度はダメでしょうねぇ。温度は何のため測っているのだろう
か?
- 昼食後、12時45分、カレン族文化センター近くの地点(Ban Huai
Tong)到着。一通りの測器がそろっている。雨量計は大楽さん提供の太田計器製。
- N: 18d 42.308m, E: 98d 33.078, H: 927m
- 北東から南東が開けている。露場の北西は少し離れて政府施設が有り、その後ろは小山の斜面。
- トイレを借り、コーヒーを振る舞われて13時45分ごろ辞す。この後でもそうなのだが、アポ無しで政府施設や村に飛び込み、話をしても、
皆すごく愛想よく施設を案内したり世話を焼いてくれる。タイの国民性なのか、タダさんやニポンさんが名士なのか。タダさんの人懐っこい性格も幸いしていそ
う
- 次の予定地点では携帯の電波が届かない事が判明。通り過ぎて
携帯が届き、かつ適当な地点を探す。山を越えてメチャム流域に入ったら携帯が使え
るが、流域が違っては意味が無い。さらにその先で道が元の流域に戻りそうな事が分かって、行ってみたら行き止まりの集落で良い場所を発見。14時45分。
根性ですね!
- N: 18d 46.881m, E: 98d 33.294, H: 1229m
- 東が山。南西が開けている。集落の端の広場のようなところに置かせてもらう事に。出てきたおじいさんの息子(孫?)はチェンマイ大学
生だ
とか。エリートなんだ。ニポンさんによると、この辺りが国立公園になる前から住んでいるので住む権利が認められているとか。この辺りの広大な土地を持って
いるので、大金持ちなんだとか。そうは見えない。
- 15時15分出発
- 16時30分Suthepさんのサイトに到着。主な道路から下がった川の横。川があふれるので地面よりあげて設置の予定とのこと。偶然
Maejo Univ.の人達と行き交う。三重大学で数カ月前に博士号を取った人(Dr. Pathipan Sutigodalbuet, Dep.
of Soil Res., Maejo Univ., 0907550837)もいる。サンガさんも知っていた。なんという偶然か。17時発
- N: 18d 42.463m, E: 98d 34.684m
- 17時30分到着。橋ノ上に設置予定。南南東が開けている。西南西に小山。北東20mほどのところに大木有り。
- N: 18d 40.219m, E: 98d 39.375m