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第９回非静力学モデルに関するワークショップ

主催：日本気象学会　非静力学数値モデル研究連絡会


今年の秋も、昨年に引き続きオープンな研究集会として第９回非静力学モデルに関するワークショップを開催します。
非静力学数値モデルは21世紀の気象学にとって欠くことのできない重要な研究基盤です。しかしながら、多機能で高精度の非静力学モデルシステムの開発には多くの専門家の協力が必要です。
また、数値モデルを改良するためには利用者と開発者が連携し様々な事例で数値実験を行う必要があります。このため、幅広い情報交換の場としてワークショップを開催します。

今回のワークショップでは、従来と同様、力学フレーム、物理過程とそのパラメータ化、データ同化、現象の解析、局地気候モデルなど、LESから全球、基礎から応用に至るまで非静力学モデルについて幅広く議論します。
興味と関心のある方は是非御参加下さい。


開催日：2007年9月13日（木）、14日（金）
場＿所：京都大学理学部　理学部２号館第１講義室
　場＿所：(京都市左京区北白川追分町：アクセスは　こちら　を参照)

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　プ　ロ　グ　ラ　ム　

9月13日（木）午前

全球非静力学モデル(1)　　10:30-12:00　座長：國井勝（気象研究所）

• 非静力モデルMSSGによるマルチスケールシミュレーション
  　彭新東，高橋桂子（海洋研究開発機構・地球シミュレータセンター）
• 非静力学正20面体格子モデルNICAMの開発の現状
  　佐藤正樹、NICAM開発チーム（東京大学気候システム研究センター）
• 水平解像度14kmの全球シミュレーションにおける熱帯低気圧の振舞い
  　柳瀬亘 (東京大学気候システム研究センター)
• 全球雲解像モデルを用いたマッデンジュリアン振動の再現実験
  　三浦裕亮(海洋研究開発機構・地球環境フロンティア研究センター)

9月13日（木）午後

全球非静力学モデル(2)　13:00-14:00　座長：國井勝（気象研究所）

• 全球雲解像モデルNICAMにおける雲微物理過程の検討
  　富田浩文(海洋研究開発機構・地球環境フロンティア研究センター)
• 全球雲解像モデルへのエアロゾル輸送過程の取り込みと放射場への影響
  　三井達也 (東京大学気候システム研究センター)
• 全球非静力学モデルNICAMの境界層過程の改善
  　野田暁・NICAM開発グループ (海洋研究開発機構・地球環境フロンティア研究センター)

気象庁モデル開発と検証（1）　14:00-15:00　座長：安永数明（JAMSTEC）

• WWRP北京2008研究開発プロジェクト: 2007予備実験（実験システムの概要）
  　國井勝・斉藤和雄（気象研究所）他4名
• WWRP北京2008研究開発プロジェクト: 2007予備実験（検証結果）
  　瀬古弘・斉藤和雄（気象研究所）他4名
• JMANHMを用いた日本域アンサンブル予報
  　瀬古弘・斉藤和雄（気象研究所）他4名

＜休憩＞

気象庁モデル開発と検証（2）　15:20-17:20　座長：安永数明（JAMSTEC）

• 新しい気象庁非静力学モデルの統計検証結果
  　三浦大輔 (気象庁予報部数値予報課)
• 2006年夏季関東域を対象としたNHMによる解像度を変えた比較実験
  　中村誠臣・加藤輝之・林修吾(気象研究所予報研究部)
• 気象庁高分解能局地モデルの開発
  　竹之内健介(気象庁予報部数値予報課)
• 気象庁でのLETKF開発の近況
  　三好建正(気象庁予報部数値予報課)
• NHM-4DVARによる首都圏豪雨再現の試み
  　川畑拓矢・黒田徹（気象研究所予報研究部）他2名
• 気象庁メソ数値予報モデルにおける Kain-Fritsch 対流パラメタリゼーションの特性
  　成田正巳 (気象庁数値予報課)

懇親会18:00-

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9月14日（金）午前

「雲と降水」09:20-12:00　座長：竹見哲也（京都大学）

• 2007年5-7月の九州・四国地方におけるLNB（浮力がなくなる高度）と1km-CRMが予想し た雲頂高度との関係
  　加藤輝之・林修吾 (気象研究所・予報研究部)
• 気象庁非静力学モデル計算結果とみらい搭載レーダー観測による雲の鉛直微物理構造の比較
  　井口享道・中島映至　他4名 (東京大学気候システム研究センター)
• Melting Layer Cloudの生成過程に関する数値実験
  　安永数明（JAMSTEC/IORGC）
• TRMM PRデータからの潜熱加熱プロファイルの推定：2次元および3次元モデルから作成された参照テーブルの比較
  　重尚一・高薮縁　他2名 （大阪府立大学大学院工学研究科航空宇宙工学分野）

＜休憩＞

• インドシナ半島における降水日変化の数値実験（仮）
  　高橋洋 (海洋研究開発機構・地球環境フロンティア研究センター)
• 熱帯積雲活動の海面水温依存性と海洋混合層変動との相互作用
  　石川洋一・淡路敏之　他2名 (京都大学大学院理学研究科)
• 半乾燥域に存在する灌漑が雲の発生に及ぼす影響
  　川瀬宏明 (海洋研究開発機構・地球環境フロンティア研究センター)

9月14日（金）午後

境界層・乱流・局地現象　13:00-15:00　座長：野田暁（JAMSTEC）

• ドップラーライダーと数値モデルを用いた局地循環の研究
  　岩崎俊樹・余偉明（東北大学）他16名
• JMANHM用簡易都市キャノピーモデルの改良
  　青柳暁典 ・ 清野直子（気象研究所　環境・応用気象研究部）
• 植生キャノピー乱流のRANS/LESハイブリッドシミュレーション
  　飯塚悟、近藤裕昭 （産業技術総合研究所）
• LESにおけるパラメタリゼーションスキームの相互比較
  　北村祐二（気象研究所）
• Development and applications of a LES meteorological numerical model in Cartesian coordinate
  　余偉明 （東北大学大学院理学研究科）
• z座標系非静力学モデルによる山岳波の高解像度シミュレーション
  　山崎弘恵・里村雄彦 （京都大学大学院理学研究科）

＜休憩＞

物質輸送　15:20-16:20　座長：重尚一（大阪府立大）

• 晴天時の乾燥・湿潤対流および物質輸送の高解像度シミュレーション
  　竹見哲也（京都大学防災研究所）
• JMANHMを用いた移流拡散シミュレーション−黄砂と火山灰への適用例−
  　清野直子・山本哲（気象研究所）他3名
• 対流圏オゾンライダーを用いた全球−領域化学輸送モデルの評価
  　庭野将徳・滝川雅之（海洋研究開発機構・地球フロンティア研究センター）他6名

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問い合わせ先：
　　　　〒606-8502
　　　　京都市左京区北白川追分町
　　　　京都大学大学院理学研究科
　　　　地球惑星科学専攻　物理気候学研究室
　　　　里村雄彦
　　　　Tel：075-753-4273，FAX:075-753-4273
　　　　e-mail：satomura@kugi.kyoto-u.ac.jp


参考：前回までのワークショップに関する情報は、
　　http://wind.geophys.tohoku.ac.jp/nonhydro/
　　http://dpo.ori.u-tokyo.ac.jp/dmmg/people/niino/nhm7.htm
　　http://www.mri-jma.go.jp/Topics/NHMworkshop/8thNHMworkshop.html
にあります。

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