向川 均

京都大学 大学院理学研究科 地球惑星科学専攻 大気圏物理学講座 物理気候学研究室 ・教授

自己紹介

これまで,中高緯度域における異常気象の主要な原因と考えられているブロッキング現象に代表されるような, 大規模な大気循環場の変動の力学とその予測可能性を解明すべく,簡単な大気力学モデル, あるいは大気大循環モデルを用いた数値的研究や, 大気運動の非線型性に着目した理論的研究を行ってきました. 最近では,中高緯度域における,偏西風ジェット気流や低気圧活動が盛んな領域であるストームトラックの形成といった, 気候場の形成問題についても研究を進めています. また,気象庁数値予報モデル結果を用いて,成層圏突然昇温現象の予測可能性なども調べており, 現実大気の振る舞いにも大変興味があります. 今後は,このような基礎的研究をもとに,異常気象の実態解明や, そのメカニズムおよび予測可能性の解明といった研究も行っていきたいと考えています.

履歴書(2021年3月15日更新; pdf)
研究業績一覧(2023年4月11日更新; pdf)
近影(2002年6月末,札幌にて)


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